子どものお腹や足に突如現るブツブツ…。
プールでうつることの多い水いぼに悩まされている方も多いのではないでしょうか?
我が家の息子もスイミングスクールに通い始めて程なくしてその洗礼を受けました。
実はこの水いぼ、「取らずに免疫がつくのを待つ派」と「できるたびに取る派」があり医学界でも対応が二分しているんです!
でも親としては「結局どっちがいいの?」と悩むことも多く、実際私もそうでした。
我が家は結局それぞれの対応を取る皮膚科・小児科と自宅治療、すべて経験することになりましたが、私なりに結論が出ました。
やっぱり早めに取った方がいい!
その結論に至った過程を今日はお話したいと思います。
いま現在お子さんの水いぼに悩んでいる親御さん!
読んでー!!!
そもそも水いぼってどんな病気?
「水いぼ」とはどんな病気なのでしょう?
水いぼの正式名称は「伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)」と言います。
我が家の息子も突然こんなぶつぶつが足にできました。
いぼの大きさは1mm~5mm程度で、真ん中が少しくぼんでいるのが特徴です。
かきむしるとウイルスの入った液体が出てしまい、液体が触れた場所にさらに広がっていきます。
ウイルスに触れたすべての子どもに感染するわけではなく、元々の免疫や肌バリアの強い・弱いによっても発症するかどうかが変わってきます。
アトピーや乾燥肌など、肌の免疫力が低い子ほど感染する可能性が高くなります。
- 水いぼを取らないで免疫がつくのを待つ
- 水いぼをできるたびに取る
それぞれの主張について簡単に見ていきます!
取らないで免疫がつくのを待つ派の主張
- 免疫がつけば消えるので、数ヶ月〜1年ほどで消える子が多い。
- 治療は痛みを伴う&きりがないので積極的には行わない。
できるたびに取る派の主張
- 取らないとそこからまた全身に広がる可能性がある。
- プールに入れないなど生活に制限がかかる場合がある。
- 取った方が治りが早い。
最初は皮膚科【取らないで免疫がつくのを待つ派】へ
息子の足に水いぼを発見してからまず向かったのが皮膚科でした。
近所の皮膚科でしたが、アトピーの治療で遠方からも患者さんが来るような病院でした。
ここの先生は「水いぼを取らずに免疫がつくのを待つ派」でした。
そのため特に病院で処置はせず、かゆみ止めの軟膏をもらっただけでした。
その後しばらくは落ち着いていたのですが、やはりなかなか治らない上に薬の効果が切れると掻きむしってしまうのが悩みでした。
我が子が痒がっているのを見るのはかわいそう…
とはいえやはり痛みを伴って取るのは可哀想だと思っていました。
どうにか治す方法はないだろうかとリサーチした結果、自宅でできる治療をすることにしました。
ハトムギ茶とカレンデュラクリームで自宅治療も試してみた!
ネットでよく見かけたのがハトムギに含まれる「ヨクイニン」という成分が水いぼに効くという情報でした。
私はハトムギが含まれている雑穀茶を無印で購入しました!(爽健美茶や十六茶みたいな飲みやすい味で美味しかったです!)
このお茶を麦茶の代わりに毎日のお茶として1ヶ月ほど飲み続けました。
またカレンデュラクリームが水いぼに効いたという口コミを発見し、妊娠中にハーブティーでお世話になっていたマリエン薬局で「レスキュークリーム」を購入しました。
「水いぼが消えた!」という人の実践通りに、毎日お風呂上がりにクリームを水いぼの上に塗っていたのですが、我が子には全く効果がありませんでした(笑)
ちなみにイソジンのキズ薬が効く!という情報も目にしましたが、我が家は使いませんでした。
結局水いぼの悪化はしなかったものの、現状維持といった状況。
我が家の自宅治療は何の効果も出ませんでした😭
小児科【できるたびに取る派】でいざ決戦
息子の水いぼ発症から半年を過ぎても、数は減ってはきたものの一向に治る兆しはありませんでした。
数も8つほどに減っていたので、「いっそ取ってしまった方が良いのでは?」という結論に達し、まずかかりつけの小児科にどのような治療をしているか電話で聞いてみました。
すると「麻酔テープを貼ってもらい、ピンセットで取っています」とのこと。
水いぼを「取る」治療には主に以下の3種類があります。
- ピンセットで取る
- 液体窒素で焼く
- 麻酔テープを貼ったのちピンセット(or液体窒素)で取る
もしかしたらご自身で経験のある方もいらっしゃるかもしれませんね。
やはり昔ながらの麻酔なしで取る方法だと痛みを伴うと聞いていたので、麻酔テープを使ってくれる病院が身近にあったことにホッとしました。
麻酔テープはこちらの「ペンレステープ」というもの。
こちらをハサミで適当な大きさに切って、病院に行く1時間前に貼ります。
テープはセロハンテープのような透明なテープで、薄いので患部に密着させることができました。
1時間後、病院へ。
麻酔テープを使っていても泣いてしまう子はいると聞いていたので、痛みに弱いうちの子もきっと泣くだろうなーと思っていました。
注射も毎回泣いているような息子なので(汗)
いろんな覚悟を決めて診察室に入り、いつもの先生とご対面!とても優しいおじいさん先生です。
「さあ取って行こうね〜」というと、慣れた手つきでテープを剥がしピンセットで水いぼをつまんでいきます。
その度に血はにじむし、見ている方は「これ、絶対痛い!絶対泣く!」って感じなんですが、息子に目をやると表情も変えずに先生の様子を眺めています。
「え?!泣かない?!」と母親の私がびっくり。
いぼの数が少なかったこともあり、ものの5分で処置は終わりました。
水いぼを取って血が止まらないときは
1箇所だけ数時間経ってもなかなか血が止まらなかったのですが、1日圧迫止血をしたら翌日には止まりました!
私がやった圧迫止血の方法は、まず10分ほどティッシュの上から傷を指で強めに押さえて止血。
それでもまだ血が止まらなかったので、上から絆創膏を貼った後にティッシュ数枚を丸めた「ティッシュボール」をのせ、適度に圧迫するように包帯で巻きました。
一晩その状態で寝かせたら、翌日には止血されていましたよ♪
小さな傷なのになかなか血が止まらないとお母さんもパニックになると思いますが、ちょうど場所が悪いとこういうことはあるみたいです。
落ち着いて止血すれば普通は翌日か翌々日には止まるので、焦らなくても大丈夫です。
それでも血が止まらない!おかしい!となったらすぐにお医者さんに診てもらってくださいね。
水いぼの最善治療とは?
一通り全ての治療を経験した私が考える、水いぼの最善治療とは?
ズバリ「数が少ないうちに取っちゃいましょう!」ということ。
いずれ免疫がつけば消えるとはいえ、何ヶ月も肌にぶつぶつがあるのは息子も辛そうでした。
「引っ掻かないようにね」といっても夜寝ているときに無意識にぽりぽり掻いていたり…。
放置していると飛び火になってしまう可能性もありますし、取らないで様子を診ている間も診察に行く必要が出てくると思います。
それならいっそ取ってしまった方が、子供は傷の治りも早いですしストレスがないのでは?と思いました!
これはあくまで我が家のケースですが、まずは何でも自己判断せずにお医者さんに診てもらうことをオススメします♪
追記:治療から3ヶ月経った現在
7月の治療から3ヶ月経った現在(2018年11月)はというと、水いぼは跡もなくきれいに消えました!
やはり日頃からの保湿が重要だということで、お風呂上がりに小児科でいただいたヒルロイドと市販のワセリンを塗っています。
↓こちらのベビーワセリンを愛用しています。
↓これもおすすめ。
また、インスタグラムに同じ内容を投稿したところ、
「水いぼができてからでも、皮膚科の指導で保湿を十分にしたら2週間できれいに治りました!」
というコメントもいただきました。
今水いぼがなくても、見た目は乾燥してなくても、とにかく保湿!が最善策のようです!