こんにちは!りさです。
私たち夫婦が産後クライシスを乗り越えた話、第2話です。
同じ状況にある方々の参考になればと、離婚危機まで至った産後クライシスを乗り越えた私たち夫婦のお話を連載しています。
これは第2話です!
前回の第1話はこちらからどうぞ↓
実践した改善策など、夫婦の再生までの記事を少しずつ追加していきますので、我が子の誕生後、夫(もしくは妻)とうまくいかなくなってしまった方のお役に立てたら嬉しいです!
前回は我が子を出産後、夜泣きが原因の寝不足でふらふらになっていたというところまでお話していました。
嫌な予感…しますね!(笑)
それでは続きをどうぞ!
かつてない夫婦喧嘩が勃発
2〜3時間おきの夜泣きにたった1人で対応していたため、毎日寝不足で判断力が低下していた私。
家事もままならず、深夜に帰る夫の分も食事は用意していましたが、使ったお皿をシンクにそのままの状態で寝落ちしてしまうことが何度かありました(毎日ではありません)。
疲れて帰ってきた夫は汚れたお皿がそのまま山積みになっている(といっても子供と私の二人分ですが)状態がどうしても許せなかったらしく、ある日ついに喧嘩が勃発。
夫「最近毎晩汚れた皿がシンクに置きっ放しになってるけど、どうにかしてくれない?」
私「それは私も洗えるものなら洗いたいよ」
夫「じゃあなんで」
私「毎日夜泣きがひどくて睡眠不足で、寝かしつけしているうちに一緒に寝落ちしちゃうの!」
夫「それなら食事したらすぐに洗えばいいじゃん」
私「抱っこ星人でバウンサーに置いてもすぐに泣くから自分の食事をするのも手一杯なの。」
夫「でも皿洗う時間くらいあるでしょ」
私「夕方はぐずることが多いし、お風呂入れたりバタバタしていてどうしても後回しになっちゃう。そんなに気になるならあなたが洗ってよ!」
夫「仕事で疲れて帰ってきてるのに、なんで俺が皿まで洗わなきゃいけないの?」
はい、ここで私、どっかーーんです。
仕事が大変なのはわかる。
でも私だって毎日寝不足でも料理とか頑張ってるし、そもそも夜中に子どもが泣いていてもあなたは1回も起きたことがない。
それを伝えると夫は、
「だって母乳だから俺が起きてもできることないし。起きるだけ無駄じゃない?」と。
「はぁ?」ですよね。
思い出してもイライラしてくる!笑
この一言を聞いて、私は飛行機で1時間半かけて実家に帰る決意をしました。
実家に帰らせていただきます
夫の信じられない一言を聞いて、翌日には実家に帰る準備を始めました。
当時は夫の転勤で西日本に住んでいたので、実家のある東京まではすぐには帰れません。
飛行機代も数万円かかるし、何より赤ちゃんを連れての飛行機移動は引っ越してくる時以来でした。
でも、「このままだと自分が壊れてしまう」と強く感じたんです。
見る人が見たら、結婚後に実家に頼るのはただの甘えだと思うかもしれません。
確かに頼れる実家がある私は恵まれていますよね。
「逃げるは恥だが役に立つ」ではないですが、自分と子供の身を守るため、実家に帰りました。
両親は連絡を受けた時きっとびっくりしたと思いますが、久しぶりに孫と娘に会えて嬉しかったのか、はたまた気を使ってくれたのか、帰ってきた理由は聞かれませんでした。
夜泣きは父親の出る幕はないの?
夫は「母乳育児だから夜泣きで自分が起きても無駄」と言いました。
そう言われたことのある方も、ひょっとしたらいらっしゃるかもしれません。
確かに夫が起きても授乳できないし、何もすることはないと思うかもしれない。
でも、「それは違う」と声を大にして言いたい!
私はその時思ったんです。
泣き声に一緒に目を覚ましてくれて、一言でも「大丈夫?」と声をかけてくれたら。
授乳を見守ってくれて、寝かしつけだけでも担当してもらえたら。
もしかしたらそもそもお腹が空いて起きたわけじゃないかもしれない。
抱っこだけでも代わってくれたら…。
私はとにかく孤独だったんです。
2〜3時間おきの夜泣きで意識が朦朧とする中、リビングのソファに移動して授乳していた時。
たった1人で小さな我が子の命を預かっているように思えて。
「この子は私がいないと生きていけない。死なせてはならない」って一日中ずーっと重い責任を感じていました。弱音は吐けなかった。
少しでも夫が声をかけてくれたら、肩の力が抜けたかもしれない。
夫に気持ちを理解してもらえない辛さ
それまでも小さな言い合いは何度もありました。
その度に話し合いの場を持ちましたが、お互いの言い分は一方通行。
自分は当たり前のことを話しているつもりでも、夫にはその内容が全然伝わらなくて悩んでいました。
それはまるでお互いが別の言語を話しているような感覚でした。
自分が話している内容も理解してもらえないし、何より会話が噛み合わない。
実家に戻った後は、すやすやと眠っている我が子の顔を見ては、申し訳なくて泣いていました。
「ここまですれ違ってしまうということは、相性が悪いということなのかな」
「もう一緒にやっていける自信がない」
そして「離婚」という2文字が頭をかすめるようになりました。
続く…。